ゴミ捨て場

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2021年RTA・Twitch配信振り返り

RTA振り返り

正直色々ありすぎてかなり書き漏らしてることありそうだけど思い出せる範囲で振り返る。

RTAを始めるまで(1月)

多分2020年末のRTA in JAPANを見て、その後何やらレイドRTAというイベントもあるらしいということを知って、それもなんとなく見ていたらいつの間にかRTA動画勢になっていた。

その後、なぜかわからないけどいつの間にかスーファミ実機と配信環境を用意してた。本当になぜなのかわからない。具体的なきっかけはRTAハッカソン(気軽に新しくゲームのRTAをはじめてみようというコンセプトのイベント)が開催されるのを知ってワンチャン参加できんかな、ってなったことだと思うけどそもそもRTAハッカソンRTAを始めてみようと思うに至るきっかけ自体は本当に特になかった気がする。

本当に、「なんとなくRTAやってみたくなったから」でスーファミ実機とロックマンXを買ってしまっただけ感。
ちなみにこの時点でTwitchがどういうものなのかとかすらよくわかってなかった。一応アカウントはあって以前から格ゲー勢の配信やらRiJは見たりしてたけどサブスクって何?ってレベルだった。

RTAも特に憧れの走者がいるとかでもなかった。そもそもどんな走者がいるかすらほぼ知らなかった。
きっかけについて一つ言えるとしたら「ロックマンXでやりこみプレイができるなら一度やれるところまでやってみたいな」と思ったということくらい。

ロックマンX 100%RTARTAハッカソンへ参加(2月)

ハッカソン当日までロックマンXRTAに関する勉強をしたり練習をしたりした。配信テストなども。
配信を始めてすぐ、当然視聴者は誰もいなかったけどなぜか有識者の人が配信を見つけてくれて色々教えてくれた。
今にして思えばこの1年間でここまでRTAにのめり込めたのはこの時この人が来てくれたからだったのではないかという気がしてならない。
単純にRTAの知識を色々と教えていただいてラーニングがすごくはかどったというのもあるけど、「見に来てくれる人がいる」という事実はすごくモチベーションに繋がった。これはやってみるまで想像もできてなかったことだった。
そんなこんなで4日間やれるだけやってみた結果として一応目標にしていた1時間切りは達成。

RTAにのめり込み、他のことができなくなっていく(3-4月)

RTAハッカソンが終わってからもロックマンXRTAを継続。少しずつ新しい技や動きを取り入れてはタイムが少しずつ縮まっていく成功体験を繰り返していた時期でかなり楽しかった。
具体的に言うと、3月頭の記録が48:24だったのが4月末には38:45まで縮んでいて、2ヶ月でだいたい10分短縮した。特に40分切り出来た時の達成感が大きかった。

その他、他の走者さんの記録狙い配信を見るようになる、Twitchの機能(サブスク、レイドなど)を理解する、配信の質にこだわりが出てきてマイクを買ったり、視聴者さんを意識して翻訳bot音声認識ソフトを取り入れたりなどもこの時期。
結果的に他のことをやる時間がなくなりはじめた。

息抜き?にちょっと他のゲームのRTAもやってみる(4-6月)

ロックマンXの配信だけ一生やってるのもつまらないなと思ったのと、レトロゲーを無限に買い続けていて遊ぶゲームがたくさんあったので息抜きに他にRTAするゲームはないかと思い検討した結果、バトルドッジボール2とクレヨンしんちゃん2という2作品が思い浮かんだのでやることに。
バトルドッジボール2はなんか1回通しただけで一人だけいた走者の記録より速いタイムが運良くでてくれたのでそこで終わってしまった。(終わるなよ)
正直内容的にはまだまだ更新余地あるというか全然RTA的に詰められてないし通常プレイでしかなくSRC上に記録として公開されているのも恥ずかしいレベル。いつかしっかり走ってみたいと思うけどいつになるやら。
www.speedrun.com

クレしん2はまあまあ苦労したけど6月に満足行くタイム(SRC上で1位)が出てくれてそこで引退。ほしい乱数出るまでひたすらリセット繰り返す、運ゲーの記録狙いってこういうことなんだなあっていう学びがあった(学びたくはなかった)。
クレしん2は運ゲーだけど運がいい時にちゃんと理想の動きしてものにする実力も必要だけどな!!!!!!!!!!!(実際ちょっとガバったけどIGT8分切ったし精神持ちそうになかったからそこで終わった) www.speedrun.com

ロックマンXに続く新しいRTAへの着手を検討し始める(6月)

バトルドッジボール2やクレしん2は息抜きレベルで遊んでいたものではあった(ただしクレしん2RTAは明らかに息抜きというレベルを超えていた)けど、元々のRTAのモチベーションが「好きだったゲームを遊び続けたい」というものでロックマンX以外にも思い入れが強く、走ってみたいゲームがあったのでそれらのRTAへの着手についてもずっと考えていた。
特に思い入れの強いクロノクロスは多少時間がかかっても走れるようになりたいと思っていて、先駆者の攻略情報やRiJのアーカイブがあったことなどもあり、ラーニングやチャート作成に入ることを決意。
ロックマン作品もXの他に7、X2への興味がかなり強かったのでどちらかをやってみたいと思っていたけど、クラシックロックマンRTAも体験してみたいという欲求が勝り7をやってみることに。
どちらの作品も、X同様親切に教えてくださる方が幸運にも現れてラーニングがかなり効率よく進んだ。

レイドRTA参加(7-8月)

基本的にイベントに出るということは想像もしていなかったけど、イベントの主催者がRTAをはじめた頃から絡みがあったX2走者さんだったことや、一度イベントにでて色んな走者さんを知りたい、関わってみたいという思いがあったこともありロックマンX 100%で応募。

当選したのでそれからはイベント想定のリセットなしの一発通しの練習も増やした。
記録狙いとイベントでプレイングを見てもらうのとでは気をつけることや優先順位が色々と違ってくるという学びがあった。

初めてのイベント参加にしては大きなミスもなく割とまともな走りを見せられたので自分としては良かった。あと(普段の配信に比べたら)めちゃくちゃ多い数の視聴者に見てもらえるという体験が出来たのも良かった。
また、色んな走者さんを知りたい、関わってみたいという目的も達成できた(=走者さんたちとの繋がりが増えた)と思っている。

ロックマン7とクロノクロスRTA本格始動(8-10月)

複数ゲームを並行してRTAなかなか厳しいという気持ちになりつつどっちもどうしてもやりたいゲームだったので何とか頑張った。
クロノクロスはどのみち土日にしか通しは出来ないので平日はMM7、土日はクロスという方針でやることにした。
クロノクロスはこれまで配信でやってたゲームとはジャンルも作品の対象年齢も全く違うゲームで、かつ人を選ぶゲームだったけど好きな人が結構見に来てくれてそれが正直一番嬉しかった。
こんなにこのゲーム好きでこんな配信見に来てくれる人いるんやなって。
ロックマン7は開幕2分会話イベント飛ばせない仕様と1ステージ目のクラウドマンステージが死にポイント多すぎ問題で基本動作の精度が低かった最初の頃は本当に辛かった。本当に。

クロノクロスRTA並走

クロノクロスRTAについて色々教えてくれたねーろさんが、自分がある程度のタイムが出せるようになってきたということで並走してくれることに。
誰かと並走するのは初めてだった&タイムはだいぶひどかったけど視聴者さんや並走者とのコミュニケーションも含めてかなり楽しめたし、そもそもこのゲームを誰かと一緒にタイムアタックと形式で一緒にやれるということ自体がすごく嬉しかった。
このゲーム走る人今年も1人くらい増えないかなー!いや、100人でも良いけど!

クラシックロックマンリレーへの参加

クラシックロックマン勢の方々に誘われて、毎年開催されているクラシックロックマンリレーのメンバー選抜予選に参加することに。
初のレースイベント参加だったけど、結論を言うとレースイベントは本当に最高なのでまた機会があったら参加したいなと思った。

予選への参加

信じられないようなひどいタイムが出てショックだった。想像以上に緊張でいつもどおりの動きができなかった。3回くらい死んだ。

予選には複数数回参加しても良いルールになっていたので、リベンジしたくてもう1回参加。

色々ガバッたけど今度はノーデスで走りきって結構この時の自分の実力にしてはマシなタイムで完走。
無事リレー本戦への参加も決まった。

リレー本番

リレー当日に向けてたくさん通した。こんなにモチベーション上がるものなんだなって自分でもびっくりするくらいたくさんやってた。並走相手にも負けたくないし、同じチームのメンバーにも悲しい顔させたくないしで、とにかくすごくモチベーションが高くて、この時期だけでかなりロックマン7うまくなったと思う。
レース直前は久しく感じていなかった学生時代の部活の公式大会に臨むときのような緊張感があってそれがすごく良かった。

リレー中は同じチームの人たち(ほとんど海外の方々)とコミュニケーション取って応援したり励まし合ったりなどチーム戦ならではの盛り上がりがあってとても良かった。
リレー当日の自分の結果はそんなに良くなくてチームに謝ってしまったけど楽しけりゃいいんだよ!みたいなノリで励まされて最後まで楽しめた。

とにかくレースイベントは最高だという感想。今後もやり込んでるゲームでレースできる機会があったら積極的に参加したいなと思った。

再びロックマンX 100%RTAに戻り、難しいチャートに挑戦

ロックマン7 any%で目標にしていた42分台(日本2位)の記録が出せたので他のロックマン作品のRTAに移ろうと思ったんだけど、以前からアイスレスジャンプを練習していて精度にある程度の自信がついていたので結局以前やっていたX100%に戻って、アイスレスジャンプありのチャートに切り替えての記録狙いを再開。
今にも36分台を出せそうな雰囲気があって年末は本当にこのゲームしかやってないってくらいずっとやってたけど結局達成できず。
あと5秒縮めたら36分なので近いうち出せるはず。流石に。

全体的に

2月にRTAはじめてからずっとRTAのことしか考えてなかったし、RTAを見るかやるかしかしてなかったと言い切れるくらい夢中になってたけどこれはすごく幸せな状態だと思うので特に反省はしていない。今年もこの調子でRTAにのめり込んでいけたら良いと思う。
RTAコミュニティに溶け込めているかというと、"好きなゲームに関する"という意味なら海外の方も含めて割と仲良くしてくれる人が増えたかなと思っていてそこは本当に良かったと思う。ただし日本のRTA全体のコミュニティ、特にイベントによく出て露出が多い感じの人たちの輪に入れていたかというと多分それはYESと言いづらいかなという感じ。これは正直ショーケースとしてのRTAイベントに出ることへの興味が現状薄いのでそんなに問題と捉える必要もなさそうに感じている。
反省点について、強いて言うなら本当に自分のために自分のやりたいことしかしてなかったから、もう少しRTAコミュニティや自分のやってるRTAに興味を持ってくれた人に向けての貢献が出来たら良かったかなとは思う。
というか本当にどのゲームも先駆者の皆さんに助けられっぱなしで、そのおかげでこの1年RTAを楽しく遊ぶことができていたので、恩返しというか自分もそういうことを他の人にしていければなという思いが現時点である。

Twitch配信振り返り

ここからはRTAを始めるのに伴って必然的に始めることになった配信活動に関する雑な振り返り。

配信活動の感想

RTAをすることを抜きにして視聴者さんとやり取りしたり、視聴者さんがいなかったとしても虚空に向かって雑談するだけでも割と楽しかった。
もともと気まぐれで配信してたりしててその時から割と雑談するのを楽しんでいたけど、ゲーム配信でそのゲームが好きな人達とゲームについての話をしたりとかどうでもいい話をしたりとか、自分のしょうもないプレイングを見て、悲鳴を聴いて笑ってもらったりとか、そういう諸々が全部楽しかった。辛いとかめんどくさいみたいな気持ちは全く無い。

Twitterでたまに「自分は人付き合いが悪すぎる、他者とのコミュニケーションに関して積極性が皆無」という自分語りをすることがあるんだけど、配信はあくまでも自分が勝手に一人で始めるものであって他人にアクションをかける行為ではないのでそういう意味ですごく自分にあってるんだろうなと思う。自分にとっては、Twitchで配信を始めるのとdiscordのVCに入るとかLINEとかで個別チャットするのとかとでは前者のほうが後者に比べて5000倍くらい楽に感じる。

配信における配信者と視聴者というのはVCみたいに対話するような関係ではなく、いついなくなってもいいし、真面目に話を聞いていなくても良い、でも好きなときに話しかけられるという関係で、これは自分にとってものすごくストレスがない。
これは配信者の立場でもだけど視聴者の立場としてもそうで、すごく気軽にコメントしに行けて他の走者さんの配信を視聴するのも現状かなり楽しめている。

配信する上での工夫

やるならちゃんとしたいとやっぱり思ってしまったので、いろいろな工夫や改善を検討した。

  • レイアウトをいろいろ考えて試す
  • 翻訳bot音声認識ソフトを導入する
  • ゲーム音声やマイク音声がきちんと聞き取れるか、自分の配信を見返してチェックし、調整する
  • そもそも音質をよくするために配信設定を改善したり、マイクを良いものにしたりする
  • どんな人でも楽しんでもらえるように、基本的に他の視聴者さんに害がなければすべてのコメントを受け入れるようにする
    • そもそもこれは受け入れられねえ、と思ったコメントをするような視聴者さんはいなかったが

特に「何言ってるかよくわからん、聞き取れん」という状態は配信として最悪だと思うので、そこだけは避けようと特に音の面には気を配るようにしている。
自分の滑舌が悪すぎるという問題が残っているけどどうしたらいいかわからない。 あと海外勢もよく見に来てくれるしコメントもしてくれるので英語喋れるようになりたい。海外配信もよく見るし走者とのコミュニケーションも増えてきたし・・・。

視聴者・フォロワーさんの数

あまり露出もせずひたすら個人で配信していただけだったと思うけど正直今でも意味がわからないくらい増えたと思う。現状、毎日のように同じゲームの記録狙い配信をしていても少なくとも10人~多いときで30人以上見に来てくれていると思う。
フォロワー数も0から450人くらいまで増えており謎。最近配信するたび一人か二人は増えるようになってきておりさらに謎。
理由はよくわからないけど多分やってたゲーム(ロックマンXロックマン7、クロノクロス)が好きな人がたまたま多かったってことなんだと思う。あとは翻訳botが良いねと言ってくれる海外視聴者さんが多かったのでそのあたりだと思う。

通常プレイ配信

通常プレイもはじめたがこれも結構普通に楽しくやれていた。今後も継続したいと思った。
RTA配信をきっかけにして同じゲームが好きな人たちと知り合うことができたので、その人たちが好きそうな、かつ自分が興味のあるゲームを通常プレイするというのはありよりあり感あったので今は主に90年代RPGをメインでやっている。
RTA候補として考えているゲームをとりあえず普通に遊んでみるという目的も兼ねているのでそういう意味でもやる価値があると思う。
基本的に一度やったことがあるゲームでも内容を全く覚えていないので実質全部初見プレイみたいなものになっていて、ネタバレ・アドバイス何でもありでコメント欄に頼りまくりながらゲームをすすめるのはやっていてすごく面白かった。

イラスト配信

極稀にイラスト配信もやったけど、これはこれで興味を持って見に来てくれる人たちがいてよかった。 というかRTAコミュニティ内にイラストを趣味にしている人が何故か謎に多かった。そういう方面とのつながりも出来たのも良かったと思う。 そもそも、絵を描くというのはよほどの理由がないと自分はもう自発的には動けなくなっていたんだけど、サブスクライブしてくれた人向けのTwitchチャンネルエモートを作るという明確な理由ができて、好きなゲームに関連する2次創作がエモートという形でもやることが出来たのは本当に自分にとっては偉大な一歩だったと思う。 www.pixiv.net

エモートだけじゃなくて普通にクロノクロスのファンアートとして1枚絵を描くということも出来た。アニメのファンアートはこれまで色々と描いてきたけどゲームに関するものは全く描けてなかったから、好きなゲームに全力投球するようになった副産物としてこういう経験までできるのは本当にRTAや配信を始めてみてよかったなと感じたことの一つだった。

全体的に

配信1年目にしては色々よく頑張ったほうじゃないかとは思った。まだまだ良くしていける部分はあると思うので引き続きまともに(快適に)視聴できて、かつ楽しんでもらえる配信にしていけるようになんとかかんとかやっていきたい。