ゴミ捨て場

命を大事にしな

2019/10/27 CHRONO ORCHESTRA 時を渡る翼

昼夜両方参加。


昼の部の印象はちょっと音に迫力が無いような?って感じで、やっぱりオーケストラは席こだわったほうが良いんだよな-(だから座席エリア別にチケット分けて売ってんだよなー)と思った。でも満足度的には十分でした。夜の部は壁面に近かったからか昼の部みたいな感覚はなかったかも。

演出面で良かったのは(今どき普通なのかもしれないけど)ライトを使っていたこと。特定のキャライメージしてる曲ならその色光らせたりとか、あとクロスで言うとあの曲では順番に決まった色を光らせるやつをやっていたり、地味に良かったんじゃないかと。

もう一つ良かったのは、原作のゲームプレイをステージ中央モニターに流しながら演奏してくれたこと。これはかなり良かったと思った。音楽ってタイムカプセルだから、そのカプセルの中身も一緒に見ながらオーケストラを楽しめるのはやっぱり嬉しいし、より音楽が心に響いたかなって。


特に良かったのは、トリガーで言うと

  • 風の憧憬→カエルのテーマ
  • 魔王城→錯乱の旋律→魔王決戦
  • 時の回廊→サラのテーマ
  • エピローグ~親しき仲間へ~

かな。風の憧憬はものすごくドラマチックなアレンジ入ってて原曲に比べるとすごく壮大な感じになってた。音楽のパウワーに心持ってかれた感がすごかった。

魔王決戦は単純に自分が特に好きな楽曲っていうのもあったんだけど、いやだからこそという感じなんだけど、原曲にかなり近い演奏になっていて、原曲チックなままで大迫力の演奏が聴けた感じだったので大変幸せになれました。

時の回廊は少しずつ壮大感が増していってクライマックスを迎える感じが原作トリガーの古代編のイメージとも重なって良いなって思った。

エピローグは、エンディングの映像ながしながらだったんだけど、いや、普通に泣けるというか。泣きはしなかったけどほんといい曲だなって気付かされた形。ハッピーエンドを迎えた雰囲気はありつつも仲間との別れの切なさもあって。いやーほんといいっす。この文章書いててちょっと目に水溜まってるもん。マジで。

仲間一人ひとりのテーマ曲がメドレー形式で流れていくのがね。みんな別れの言葉を告げながらそれぞれの時代に帰っていくわけですよ。それシーンがモニターに映されてるわけ。特にロボが未来に帰る時とかやばいんすよねルッカの反応とかね。ああいうのダメなんすよ。


クロスはまあ自分信者なんで全部ですって感じなんだけど、あえて選ぶと

  • 運命に囚われし者たち
  • 星を盗んだ少女→時のみる夢
  • 時の闇にて→生命~遠い約束~→回想~消せない想い~
  • RADICAL DREAMERS(インスト)

かな。

運命に囚われし者たちは、まずこれが流れたシーンをすごく気に入っていて、それはミゲルとかクロノマールルッカが、っていうのもあるけどあの夕日に包まれた滅びた世界っていうビジュアル全体もすごく気に入ってて、まさにあのシーンのセリフを流しながらの演奏だったのでその時点で嬉しかった。

アレンジも原作に比べるとすごく壮大になってて、この曲に関しては壮大っていうか深刻さって感じになると思うんだけど、「罪深さ」みたいなものの表現が原曲の何倍にも膨れ上がっていて、かなり良かったかなと。

星を盗んだ少女はね、キッド好きなので。サラとの繋がりを感じさせるようなアレンジも入っていて最高でした。

回想~消せない想い~のアレンジもかなり良かった。これ聴いて更にキッド好きになったと思う(サラだけに)。

RADICAL DREAMERS~盗めない宝石~の原曲は、個人的に自分が聴いてきたあらゆる音楽の中でも上から5曲以内くらいに入るくらい好きな曲で、好きな曲なんですけど、インストアレンジってどうなんだろうとかあんまり考えずに参加したんだけど、うん、やっぱりインストでも良いもんは良いなって。

原曲はあの儚い感じが好きだったりするんだけど、こっちは原曲の雰囲気を踏襲しつつも過酷さ、孤独さみたいなものを意識したオーケストラならではのアレンジになっていて、コレもすごく良かったです。また聴きたいと思った。


グッズはパンフレットだけ買ったんですけど、内容が素晴らしくて、素晴らしすぎるんでわざわざ紹介するんですけど、

  • 原作の物語を重要な出来事をピックアップして全体的に流れも分かる形で紹介する記事
  • 主要キャラクターの深い設定(完全にネタバレ情報含む)まで含めた紹介
  • プレイアブルキャラクターのデザイン画全部掲載
  • イラストギャラリー
  • オーケストラプログラムと楽曲ごとにアレンジャーによるライナーノーツ
  • 光田さんと加藤さんのインタビュー
  • トリガーとクロスの企画当初のラフスケッチ&ストーリーボード

という内容でもう個人的にはかなりファン的にありがたい資料になってました。 画集とかラフスケッチとか。


そんな感じでした。